昔話
2012年 11月 23日
クラスでいっつも目立っていて人気者だった高崎君が
「醤油顔」「ソース顔」という言葉を最近知ったらしく
クラスの全員を醤油顔かソース顔に分け始めた。
一番左前の席から一人ずつ、指をさしながら
「醤油顔!」
「ソース顔!」
「醤油顔!」
「醤油顔!」
「ソース顔!」
と分類していく。
自分はどっちなんだろうと少しワクワクしながら座席に座っていると
高崎君はどんどん僕の前へと移動してくる。
「ソース顔!」
「醤油顔!」
「醤油顔!」
そしてとうとう僕の前に来た。
すると高崎君は今までテンポよく分けていたのに僕のところで止まり
「うーん…
中間!」
と言って、また僕の後ろの席の人を
「ソース顔!!」
「醤油顔!」
と分けていった。