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弔いはやっぱりタイミング。青木のお坊ちゃん。


by specialmixjuice

ふざけた最後のTEA PARTY

自分達の学年、震災の影響で入学式無いままヌルッと大学入っていったの面白すぎるな。

3.11の直前、僕は長い浪人生活を終え、大学にも受かり、開放感で満たされている状態だった。
まさに闘いを終えた後の安らぎの時間。
極限状態の中で、僕は目と耳と首と神経がそれぞれぶっ壊れたがそれも病院に通いながら
少しずつ治癒していった。
受験中、網膜なんとかになりかけ、同時に耳も聞こえなくなった時
本当に全てが終わったと思った。
そんな極限状態も潜り抜け、信じられないくらい平和な日々になったのだった。

最高の一か月だった。
朝起きた時に「今日は勉強しなくていいんだ」「何もしなくていいんだ」って思うとたまらなかった。
夜寝る時「明日何時に起きてもいいんだ」「徹夜して映画でも観ちゃおっかな…クスクス」と思うと喜びで震えた。

そんな中、昼寝中に大地震が来た。
僕のいる宇都宮は震度5強か6だった。
しかし、よくエピソードにしてるのだが、僕はその時、地震の中で二度寝した。
強い揺れで目が覚め
「ん?地震か…強いな………長っ……Zzz...」
ってな感じだった。

そしてそれから一時間後、再び目が覚めると部屋の中が散乱していた。
ベッドから降り、歩きながら下を見て僕は絶望した。
DJ KRUSHのCDがラジカセに潰され割れていたのだ。
「寂-jaku-」という日本風の侘しさとブレイクビーツが融合した歴史的名盤だ。

さらにリビングに行くと…

猫がゲロを吐いていた…。


そしてテレビをつけると
画面の向こうが凄いことになってた。
ここで初めて僕は普通じゃないことに気づいた。

そこからの数日は他の人たちと同じだと思う。
大学からは「入学式やんねえからよろしく」という内容の知らせも届いた。


ドンマイだった。

いざ入学すると、チャラそうな奴らが「自主的に入学式をやります!」とか言って
渋谷かどっかのチャラ箱でパーティーを開いてて
あぁ~凄く気持ち悪いな大学って…って思ったことを今でも覚えている。

1年前期で早くも僕は留年確定するが
後は学校の皆さんならよく知ってる通り、事務室での攻防を経てなんとかギリで進級を獲得し
学部長宛てにその場で嘆願書を記入し、終わったと同時に具合悪くなり
トイレのうんこ部屋で真っ青な顔で倒れてたりなど
今思い出してもゾッとするような思い出ばかりだが


そんな僕もようやく4年生となった。
小中高大と、ついに16年連続でパッとする思い出はできなかったんだけど
不満足と満足の間でバランスをとっているよ…。
by specialmixjuice | 2014-04-06 16:45